#3 How can we get his “Amazing” tone? part3 ”Right Hand”

コピーに取り組むようになって最初の難関はいわゆる「Charコード」でした。しかしこれは映像作品がリリースされてずいぶん楽になりました。いわゆる「目コピ」状態が可能になったからですね。ライヴに行っても当初は左手ばかり見ていました。

次に気になるのはCharさんのピックの持ち方。最初はそんなこと意識もしていなかったけれど,映像作品がたくさんリリースされるようになって以降画面に登場することが増えた。その結果よく耳にするようになったのが「Charさんのピックの持ち方は浅い」というコメント。おにぎり型ピックの右端をつまむように持つ。なぜそういうコメントが多いかというと,右手のアップの時にピックの左側半分くらいが出ているからなんですね。僕も最初そう思っていました。ところがこれを真似しようとするととてもじゃないけれどあのカッティングやソロは弾けない。

ある夜,ボブディランの30周年コンサートが放送されて。これに登場したエリッククラプトンの右手を見ていて僕なりの解答にたどり着きました。クラプトン氏はCharさんと違ってティアドロップ型のピックです。右手は通常ブリッジにはついていないけれど,まあその辺に置いてあって,あまり大きく腕を動かさない。手首だけが返るんです。返るというか手の小指側を支点に起きる。30周年コンサートもたくさんYoutubeで見れますが,別にそれじゃなくてもいい。要は左側から撮っているショットを探せばいいと思います。そこでクラプトンのピックの持ち方を考えると教則本に載っているような持ち方ではないことに気づきました。深い浅いではない。角度。もちろん曲の感じやらかけたいニュアンスによってとっさに持ち替えたり握りこんだりはあるでしょうが。

2013年にリットーミュージックからリリースされたムック本では,Charさんのピックを持っている写真というのが掲載されていますが,こういう持ち方はまったくされておりません(笑)。フェイクなのか,それとも無意識でやっているのか。それとも持ち方を変えたのか。どれでしょうね?気になる方,ぜひこの本をご覧になってください。

じゃあどう持つのよ?

現時点では,僕はこういう風(↓)に持っています。正解かどうかはわからないけれど,こう持って弾くためにはギターの角度やらなんやら全部がリンクするんです。みなさんはどうやって持ってますか?

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もうひとつ右手で印象的なのは残りの指です。Charさんはカッティングやってるときは全体グーで握りこんでるときもあるし,いろいろなんですけど,ある時期から顕著になった指の形があります。それは「小指が握りこまれて中指と薬指が延びている形」です。今はCharさんの右手の写真は山ほどネット上に転がっていますからぜひチェックしてみてください。

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じゃあこの手の形にするには。ギターがフローティングになってからCharさんは右手が下りてくる位置が少し変わりました。それとも関係しているかもしれないけど,右腕のひじから手首までのある部分に力をかけるとこの指の形になります(^^)形ありきで弾いてないと思うので発想は逆ですけれど,どうやってCharさんがギターを抱えているのかを探るポイントにはなると思います。前回も書いたわきを締めるは必須だとわかります(^^)

左側からCharさんを撮った映像を見ていて思うのはCharさんの右ひじから手にかけての回転です。ギタリストはその人によって手首が支点だったりひじが支点だったりさまざまですが,Charさんのはひじから先が回るんです。壁が鏡になっているスタジオとかがあればチェックされてみるといいと思います。同じ感じに回すのはかなりコツが要ります。僕自身頭で分かっていても実際に演奏できているかと言われると,できてたらいいですねって感じです(苦笑)

Charコピーの上で右手のもうひとつの必須項目はカッティングですよね。もう10年くらい前だか,根本要さんの番組でカッティングをずいぶんコピーしてたって話をされていました。結局ものすごくそこにも突っ込んで練習してるからあんな感じにできるってことなんでしょう。鉄則は,まず「コンプレッサーを切って粒の揃ったカッティングができるように練習する」ことですね。コンプレッサーをかけるとまったく違う人になる気がします(^^)

そしてボリュームコントロール。ボリュームの鉄則は,アンプではなく「手元のボリュームをこまめに調節しながらトーンを変えていく」というやり方です。実際ライヴを見ていてもほとんどボリューム調節だけで4つくらいのトーンを出しています。目盛り3あたり6あたり8あたりそしてフルといった感じでしょうか。これでクリーンからリードまでを基本的に弾けちゃう。時にはブースター踏まないままやってます。

長いキャリアだから当たり前ですけど,アーティキュレーションの感じが初期と今では当然ながら機材も違うし,聞こえ方が違います。ここが特に難しい!ボリュームだけで何パターンかあるし,同じボリュームでも弾き方が何パターンかあるので…特にJLC時代はピッキングが強いんです。よーく聴くとキョンキョン言ってるくらいアタック音が聞こえてきます。これを再現するにはヘヴィのピック使えば出来るんだけど、ミディアムだと難しい。上のカッティングとも関係すると思いますが、スピードが速いんですよね。全時代をコピーしようとすると使い分けがたいへんですが,CharさんはJLCの曲を今やる時には当然今の音でやってます。あたりまえですね(笑)ここはマニアだけがこだわるところ。

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