#17 Bamboo Joints。

Introduction

中3の夏。

楽器屋の夏休みセールで「今買うとCP-2ピックアップをプレゼント!」のコピーにやられてモーリスのWJ-50B(ベーやんモデルですね)を貯金はたいて購入しました。嬉しかったですねえ。CP-2っていうのはモーリスがリリースしていた、今でいう貼りピエゾ。エレアコだ!(当時はまだそんな言葉じゃなかったな…ピックアップ付きだ!…そのまんまですね:笑)

あの頃はとにかくアコギにピックアップと言えば「バーカスベリー」がプロ仕様みたいな感じで…アリスは「シャドウ」だって聞いてたけど、バーカスもシャドウも見たことない。ニーズがなかったのかな。まだマイクで拾うのが主流だった時代です。ようやく街なかでPAという感じの機材になってきて。僕ら田舎では友だちのお父さんの持ってる「ヴォーカルアンプ」とかで演奏してた。アマチュアでは「グヤトーン」を使ってるって人がいた。貼りピエゾだけじゃなくデュアルモンドみたいなサウンドホールにはめ込むやつ(中学時代のCharさんもヤマハのアコギにつけてましたね)使ってる人もいた。どっかのアコギでJ-160Eみたいにボリュームついてるやつもあって。ラインつながってないのにボリュームいじって「すげえ!音が大きくなった!」みたいな(意味不明:笑)。そんなアコギ用ピックアップ黎明期。

モーリスのCP-2はたしか3000円だったと思うけど、これをサービスでつけてもらって大満足。ところが。そこで貯めたお金が尽きたわけです。あの頃はもうハードケースっていうのが憧れで憧れで。でも別売りだったんですよね。そうするとギターが5万円でちょっとおまけしてもらったけど、ハードケースが1万円くらいで…終了。せっかくピックアップつけてもらったのにアンプはないわ、ケーブルはないわ…生音で弾いて満足する日々^^;。

マイケーブル歴。

それからしばらくして。初めて手に入れたケーブル(当時はシールドコードって言ってた気がする)は…たぶんワゴンセールの数百円のやつだったと思います。とにかく自分のギターがラインでどんな音が出るのか知らない。そもそも本当に音が出るんだろうか?(笑)そんな感じでどんなやつがいいとか、人がどんなの使ってるかとか何も考えずに買った気がする。ただ音が知りたいだけ。コードであればいい。友だちのアンプに突っ込んで鳴らしたのが最初だったか、それとも自分ちのステレオに突っ込んで鳴らしたんだったか…「おお!出てる…?」それだけで悦に入ってる。音色なんてなんも考えてなかったですね。

大学生になってついに高いシールドを買う。でも1000円くらいのやつ。これでも印象としては高かった。ケーブルの何がいいとか悪いとかまったくわからなかったですね。ケーブルの定番(だと思う)「カナレ」というブランドを知ったのは、就職した後だったと思うけど、これはいいなあと思って使っていました。プラグの印象が良かった。カナレにしたころにエレキも本格的になる。90年代頭ですね。エフェクターやらそろえ始めて。90年代前半はカナレを愛用してました。10メートルとかね。長けりゃいいじゃんみたいな。ステージ上で歩き回れる…使う場面もないのに(笑)。あ、もうひとつ、なんだっけな?つなぐ向きがあるんだよってケーブル使ってたな。楽器屋さんに勧められて。その頃、ちょうどケーブルが注目され始めた頃だったんじゃないですかね。よりいい音を求める、みたいな。いわゆるラックタイプのがアマチュアでも買えるようになった頃だと思う。

僕自身の転機が来たのは96年。リットーから出たCharムック。Charさんが「Ex-pro」ケーブルをご愛用と知り。さっそく楽器屋へ…ないんですよ。なかったんです。あの頃大分には。あの頃ネットもまだまだ黎明期だから。東京まで買いに行きました(笑)。お茶の水のイシバシで買った。Lプラグのケーブルも初めてここで買った。コピーキャットにはLじゃないと入らないから。このあたりからようやく?値段の高いケーブルを使うようになりました。それまではあんまり気にしてなかったけど、トラブルが劇的に減ったんですよね。自分にとってはノイズとか断線とかが一番のトラブルだけど、やっぱりお金かけた分の耐久性はあったと思います。音の良さというのはこの時点ではあまりわかっていなかった。良さというより、出てくる音が違っちゃいけないでしょっていう感覚でした。

ケーブルの音色。

音の違いを初めて認識したのは、ジョージエルズのケーブルを買った時でした。キャラクターって変わるんだって知った。それからしばらくして、知人がモンスターケーブルを持っていてこれを初めて聴いた。モンスターケーブルは太いなあというのと同時になんか色がついている印象だったんですよね。値段のせいかもしれない(笑)。そのちょっと前にベルデンも試して。ベルデンは僕には優等生というか硬い印象があった。くっきり感というか。つんとした感じというか。印象ですよ。印象には個人差があります(笑)。で、結局エレキではEx-Proをずっと愛用してきました。一方アコースティック用にはグラウンワイドのHオーナーに紹介してもらってカミナリ(神鳴)ケーブルを使っています。これはいい。とにかく「ふくよか」と言えばいいのか、アコースティックのいい感じがそのまま出る感じです。余談ですが、これ、アコギ用だけど、線の細いムスタングにはいいと思っています。

血管年齢?

トラブルがないというのは本当にいいものです。とにかく心配しなくていい。が。自分もそろそろ50歳になろうというタイミングで身に染みて分かるのは「病院にかかっていないからといって健康だとは限らない」ということですね(苦笑)。ああもう健康ネタで語る年齢が来てしまった(笑)。要するにケーブルの寿命とはどれくらいなのか、ということです。ギターの弦みたいに切れたりさびたりすればわかるけど、よっぽどノイズや音が出ないということが無ければ、プラグ磨いていればいいのかな的な甘い考えになって。いいとこ巻きグセくらいしか気にしない。

1年半くらい前。ある時突然エフェクト群がやたらとノイズをかんだり音が出なくなる事態が発生しました。自分が使っているエフェクターの半分はCE-1やらBF-2やら、10年以上(なんなら30年)選手なので、ついに寿命が来たかと。ところが思い余って楽器屋に持って行っても「?悪くないですねえ」みたいな感じ。うーん…そこではたと気づいた。シールド替えてみるか。ふと気づくとかれこれ20年近く経っている。トラブルがないというのはすごいですねえ。Ex-proはいいですよ。耐久性抜群^^。ともあれ、一気にすべてのケーブルを買い換えました。

ケーブルをすべて一新して。バンドの練習で使った瞬間の驚きたるや「ええっ!!??」って感じ。僕だけでなくメンバー全員で驚きましたから。いままで「なんかボリュームが上がらないなあ」とか「こもってるなあ」とか思っていたのが一気にボリュームも音色もクリアになって。セッティング全部やり直し、みたいな(笑)。ノイズも解消。知らず知らずのうちに血管が詰まっていく感じ?これはもうショックでした。その夜から健康について考え始める私。これが老いなのか(爆笑)。

耐久性の強いものというのは「ものであれば必ず消耗していく」ことを忘れさせてくれます。しかし、やはり永久にというのはなかなか難しい。ケーブルは消耗品であると改めて認識し、その上で大事に使って行こうと思いました。

zicca ax “Bamboo Joints”

Charサウンドを追求した…

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2017年、新年早々リリースされたのは、”Bamboo Joints”と命名されたシールドケーブルでした。
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ziccaサイトによると「Charサウンドを追求、素材から選び抜き作り上げたZICCA AXオリジナル・ケーブル」と謳われています。シグニチャーモデルCharizma以来、ziccaでリリースされる楽器系の商品には「zicca ax」という冠がついています。

「安定した信号供給とノイズ対策」「プラグへのこだわり」が2大アピール。
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しかしここでやっぱり気になるのは「Charサウンドの追求」というところです。

まあはっきり言えば、これまでCharさんが愛用してきたEx-proとどう違うのか。サイト見てプラグのデザインが違うっていうのはすぐわかりましたけど(笑)。というわけで購入。今回は3mのS-Lタイプにしました。
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Charコピーする人の永遠のテーマは、Charさん言うところの「ひづんでいるのにクリア」ではないかと思いますが、これとのリンクは感じられるだろうか?

てみた^^。

今回自分が愛用している4種類のケーブルで弾き比べてみました。ジョージエルズの赤、カミナリケーブル、Ex-pro、そしてBamboo Joints。この中で一番古いのはジョージエルズ、カミナリが3年くらいEx-proは1年半くらいなので経年劣化を考えれば100パーセント新品のそれらとは当然違うと思います。というわけで、「音が違うかどうか」というよりも「Bamboo Jointsがどう聞こえるか」にフォーカスしてください。僕自身はそれぞれのケーブルの音が好きでずっと使っているので、自分の耳にはどれも慣れた音なのですが、Bamboo Jointsはどれとも違う感じがします。

ギターはCharizma、アンプはマッチレスライトニング、順番はジョージエルズ、カミナリ、Ex-pro、Bamboo Jointsの順です。

僕自身の個人的な印象では、ジョージエルズは「ストレート真っ向勝負」、カミナリは「テノール歌手的なふくよかさ」、Ex-proは「ロックなパンチのある中低域」、Bamboo Jointsは「太い中低域と倍音感ある高域」みたいな印象です。いわゆる「ムスラトをケーブルで表すとこんな感じ」みたいな言い方はわかりにくいか―「がっちりしたボトムと前に出る中域、そしてキラキラした高域」な印象です。太さは増すけど、色がついているというには足りない感じ。お値段ぶんの?音が出ると思います^^。今後はパッチケーブルとかも出てくれるんでしょうか??期待したいところですね。廉価版のノーマルプラグバージョンとか、ケーブル切り売りなんて出るとさらに嬉しいなあ^^。

(Special Thanx to RIZ-LABEL studio 賀来

コメント

  1. じょん より:

    こないだの鎗が先と練馬ですごい白ムスの音がよかったんですよね。このシールドのせいかもしれません。ソロなんかまるでストラトのフロントピックアップみたいな甘い感じの音で。

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