#15 Roland Jazz Chorus Seriesを弾いてみる。

Introduction

img_1542

Guitar Amplifier and Me。

初めてギターアンプを使ったのは高1のときあたりだったか?RolandのCubeシリーズ。友人のギターとアンプを使わせてもらって。北酒場とか(笑)弾いていた。あの頃みんなこれ使ってましたね。定番だったのかな?81年とかそれくらいの話です。出力とか音色とか問題じゃなかった…問題だったかもしれんけど、どっちにしても自分は基本生ギターなんで、何聞いても音がでかいなあと思っていた(笑)し、音色とか考えたこともなかった…

大学生の時にいわゆる練習スタジオ、渋谷のペンタとかですね。自由が丘の…ACTだっけか、そういうところで練習してましたが、そのときに置いてあったアンプがあんまり記憶にないんですよね。自分はエレアコなんでミキサーに直接入れちゃうし。でもあの頃主流はフェンダーやらヤマハやらだった気がする。バンドメイトもライヴではたぶんお店のアンプを鳴らしてたと思う…まったくと言っていいほどアンプが何かということに関して無頓着でした。

初マイアンプは大学2年生の時に友人からギター(フライングV)込みで買ったRolandのSpirit50。このアンプはいいアンプでした。ゲインとマスターがあるので歪ませるとかなりいい感じで鳴っていた。50ワットだったし、自分ちで鳴らすのはもちろん、体育館くらいだとさすがにボリューム足りなかったけど、けっこう重宝した。30才くらいまでは持ってたんだけど…どこにいったのかなあ??誰かにあげたか?売ったか?まったく記憶にない。

大人になって、Charさんのコピーをするようになって、エレキギターをちゃんと?弾くようになってからアンプまでセットだと知るわけです。その後真空管アンプへと手を出していくことになるわけですけど、それ以前は基本アンプのことに神経は行ってない。エフェクターで音作ると思ってました。

JCと出会ったのは、たぶん大人になってからじゃないかなあ。仕事を始めて、学園祭シーズンになるとPAの手配をする。そこで業者さんたちの持ってきてくれる機材が、ある時期から「マーシャルスタック」と「JC-120」になった。厳密にはそういう業者さんとの接点ができただけですけど(笑)。まあでも時代はバブル期だったし、機材はあの時点で変わった気がする。

実際テレビや雑誌で見たのと同じアンプが使えるわけですから、そりゃ高校生は喜びます^^。それも学園祭の晴れ舞台ですからね。だけどなかなか使いこなせない。マーシャルもJCもとりあえずボリューム上げるしかわからない、的な。そのうち困って手元のボリューム下げちゃって、PAのひとが上げちゃって、さらに手元下げちゃって…みたいな感じ。何が困ったと言って、みんな日ごろ自宅で当時流行りはじめたZOOMとかのマルチで音作って、家のアンプが小っちゃいからやっぱ歪み強めで、とかいう感じで音作ってるのを、いざマーシャルやらJC-120やらにプラグインすると、もうものすごい歪みになるわけですよ。デスメタル的ドンシャリというか。スイッチ入れた瞬間から爆音がフィードバックして、アンプの方に振り返れない(笑)。まあそういうこと多かったですね。手ごわいなと思ってました。

唯一「すげえきれいな音だなあ。」と生徒ながら感心したのが、今や活躍中の草刈浩司。Boφwyのコピーやったんだけど、まあきれいな音だった。その記憶はすごくある。でもそんときもアンプの使い方というよりもエフェクター何使ってんの?って聞いた気がする(笑)。自分でもその業者さんのスタジオに行って使ってみたりしたけど、やっぱりSpirit50の方が使いやすい。自分でアンプを手に入れた方がはやいなあと考えるようになって、LaneyやらBluesDevilleやら次々に試す流れになったわけです。こうやって書くとけっこうアンプ使ってみたんですよね。DC-30、HIWATTは3台使った。で、ようやくLightningに落ち着いて。今うちにあるのは、Lightning、RolandのAC-90、BlackstarのID-15、VOXのデジタルアンプ、ヤマハのTHR10、KS-35、スモーキーアンプ、そしてJC-160とJC-77。うーん家が片付かないわけだ…反省。ギターアンプも、けっこう歴史を重ねてきたというか、勉強料を支払ってきたというか…^^;

プロミュージシャンの使うJCの音。

草刈くんがプロになりたての頃に「JCの使い方教えてくれ」って聞いたことがあります。きっかけがあった。ジョニーさんと出会った頃。ジョニーバンドとしてジョーさんやら忠さんやらが来たんだけど、このときギターを弾いたのが丹波博幸さん。この人がJC-120を使っていた。めっちゃくちゃいい音でした。それもかなりナチュラルな音で、ブルージーな、というか。「え?JCってこんな音が出るの?」っていう感じでした。あとは西さん。もうため息が出るようなっていう感じ。なんでJCでこんな音出るの?ってずっと思ってた。石やんにもJCの使い方を聞いたことがある。それはアコギでの使い方ですけどね。ベースアンプとJCの組み合わせでピックアップ付きアコギのいいところを引き出すことができるという話。JCで「いい音だなあ」と思ったのはこういうみなさんです。

CharとJC。

一方。本題ですけど(笑)、Charさんが使っているのも見ている。だけど音がイメージできないわけですよ。「CharとJC」というくくりでCharさんを見ていなかった。初めて見た時はGP-8からパラってPeaveyとの併用してる頃。その後92年までBAHO含めて全部JC使ってるんですけどね。残念ながらというか、その頃はCharさんの左手しか見てなかった(笑)。まったくアンプを意識していなかった。ステージ上のセッティングなんて、なんのエフェクター置いてるのか見るので精いっぱい。そもそも一介のアマチュアがプロと同じ機材持つとか想像もしてませんから。そういう意味ではかわいいというか幸せな時代でした(笑 )。今完全に無間機材地獄に落ちてますね(苦笑)。

そうこうしてるうちにCharさんのステージにマッチレスが登場して、JCはBAHOでしか見れなくなる。BAHOの時はモニター的な使い方だろうと思ってましたから、これまた音色を意識していない。アコギになれば、結局自分が演奏するときをイメージしながら見るので、自分がステージでJCを通してアコギを弾くとかイメージしないですからね。だからこれまた真剣にJCを見ていない。残念。

サイト始めて、Charさんの資料を集め始めてから、JCをようやく意識するようになるんですけど、自分の中のJCの音がCharさんの出している音とリンクしない。出音が全く想像できないんです。で、さかのぼり始めて、渋谷公会堂のビデオ見てJC-120がある!と気づいたり。みんなに聞くと、つながってるのはそれじゃなくて奥にあるハイワットらしいとか、まあいろいろ教えてもらいました。

そのうちにアイドル期にJCを使っていたというところに行きつくわけです。これがJC-160だった。それを知った頃、アーカイヴものがスカパーやらBSで放送され始める。「夜ヒット」が放送され、気絶するほど悩ましいでムスタング投げちゃうやつが放送されて。みんな見てるポイントが同じ。「Aネック(っぽい)じゃん!(もうマニアすぎて爆笑)」、「JC-160じゃん!」、「音割れてるじゃん!(イントロのジャーンが音が大きかった→これの理由は分かった気がする)」、みたいなね。NHKのROCK FESTIVALの映像とかね、アイドル期は特にマクソンのパワーブースター(とAD-230という組み合わせ)で無理やりドライヴさせていたり、まあ次々に小ネタ大ネタが登場するわけです。

徐々にインタビュー等でもJCについて語られ始める。「JCについてるコーラスがムスタングの悪いところを取ってくれる気がする(この理由もようやく分かった気がする)」というくだりは名フレーズだと思います。

初期の音源を聴く機会にも出くわして、その時に感じたのが、「この人はなんのアンプ使ってても必ず同じ音になる」ということ。ライヴ中に「うわっ!この音すげえ!」って感じるときがあって、それを初めて意識したのは95年のStandツアーの頃。福岡のライヴホール(そのときはクロッシングホール)で至近距離でマッチレスの音を聴いていた時。ところがアイドル期の音を聴いていた時にJCでもそんな音をさせているのを聴いて。がっかりというかすげえなあというかで「やっぱプロは違うんだ」と思った記憶が。

マッチレスが登場して以降、エレキでJCが使われることがなくなっていたわけですが、2016年、厳密には2015年冬のツアーではハイワットとJCの組み合わせでのツアーが敢行されました。ハイワットを使っていたというのは2013年末からのEX THEATER公演から聞いていたんだけど、JCについてはちょっと不明。メンバー的にも選曲的にも大喜びし、さらにマニア的にうれしかったのはJCの鳴らし方と抱えてる課題?が理解できたこと。HIWATTとの音量差は7:3くらいな印象でした。で、コーラスオン←まあこのために使ってたんだと思いますけど。

どういう鳴らし方をしているのかというのはギターマガジンの記事でいちおう知ってはいたけど、とにかく意味が分からない。記事に書いてあったのは「Peaveyのアクを中和するために鳴らしてる」ですから、これは分かりにくいでしょ(笑)。中和ってなんだ?っていう。今は言わんとしてることは理解できますけどね。「両方鳴らす」というのは、上で書いた石やんもそうでしたけど「JCに果たしてもらうべき役割がある」ということですね。いったいCharさんはJCに対して何を求めているのか??

僕らのJC。

昨年、コーラスの記事を書いた時に、お世話になってるRIZ-LABEL Studioのオーナー氏とあれこれ研究したんだけど、この時に使ったのが、同スタジオのJC-120。これがびっくりするくらいいい音だったんですね。考えてみればJC-120使いにくいなあと思ってから20年ぶりくらいに弾いてる。さすがに自分も少しうまくなってるのかもしれない、的な(笑)期待もありつつ、長年お蔵入りしてるJCをそろそろ使わんと壊れるんじゃないかと思って。JC-77はとーきどき使ってたんだけどJC-160は2005年のハロウィン以来使ってない(10年使わないと普通は手放しますよねえ)という…あの頃はへたくそなくせに持って回ってたんですよね…話が飛んだ。

おりしも、ギターマガジン誌の2017年1月号にJCの特集が組まれました。題して「僕らのJC。」。うーん、タイムリーというべきか、先を越されたというべきか。まあ僕が勝手に思ってるだけですけど(笑)。JCの歴史やら、いろんなミュージシャンのセッティング例なんかもあって。ちょうどいいなと。オーナーI氏と僕のでちょうど「僕らのJC俺たち版。」できるじゃん(笑)というわけで。今回はJCの比較とちょっとしたCharマニア的視点からの考察をやってみたいと思います。

僕とJC。

JC-120の話。

上にも書きましたけど、JCは120を最初に使ったと思います。印象は、よくなかった。「えらく音が硬いなあ?」という感じで音はでかいけど、絞っても上げてもどこにポイントが来ているのかがよくわからなかった。「硬い」という印象が強くて、弾けば弾くほど下手な感じ(下手なんですけど)が感じられてブルーになるという(笑)。以来どこでもJCは避けてきた。

何度かね、JCを使いこなせるようになりたいと思ったんです。丹波さんの音を聴いた時は本当に思った。草刈に聞いたら「インプットはLOWに入れてボリュームは3より上げない」って教えてもらって。今の彼はどうか知りませんよ。15年くらい前の話です。そうなんだ!って思って。実際にやってみたり。でもねえ、やっぱり違う。そもそも草刈くんと僕の技術の違いがあるんです。どこが違っていたかは最近分かりました。

その当時、ネットで検索しまくったこともあります。「JCの上手い使い方」みたいのはないかって。実際JCを取り上げておられる方はたくさんいらっしゃいます。で、やっぱり僕と同じように「JC使いにくい」っていう話を聞くけど…って書いてあるサイトがあって。ああやっぱりそう思ってる人も少なくないんだなって思って少し安心したり。ただ、そのサイトの方は「そんなことはない!」ってJCの上手な使い方を解説されてました。で、真似してみたけど上手くできず。これも原因は最近になってわかった気がします。

つづいてJC-77。

自分のものとして買った初のJCがこの77。素人判断(いまもそうですけど:笑)で、JCをコントロールできないのは120がでかすぎるからだと。そう思っていた矢先にタイミングよくちっちゃい(決してちっちゃくはないですけどね)JCを発見しちゃう。当時はBAHOやるのにJCがいるんじゃんって思っていて。福岡のKEYだったと思うけど、中古で出てたのを買った。たしか4万近くした気がする。これは僕よりも僕の生徒たちがよく使いました。フォークソング同好会でずっと置きアンプにしていた。アコギもエレキもみんながこれ使っていた。120ほどではないけど77も「これだ!」と思うところに行きあたることなく来ました。PRSのSANTANA SE使い始めた頃、相性いいなあと思うことがあって使ってた時期があるくらい。ことストラトやムスタングでは苦手で、近年はEP-Boosterとの併用でようやく納得していた。杉山さんのライヴで使ったとき、熊本のライブハウスの人に「ハイ落ちしてるねえ」って言われて「そうなんだあ」って初めて思うくらい元の音色がわかってない(苦笑)。まあ実際自分としてはクリーンすぎるのが怖くてトーンを絞る傾向にあったのは事実です。マッチレスとかの倍音的なやつは怖くないのに、JCだと妙に怖くてビビってる。それを言い当てられたような感じでした。

最後にJC-160。

2005年ごろ、あの悪名高いPSE法が施行されるというので中古楽器屋さんが一気に古い楽器を放出したことがあるんです。来年になったら売れなくなるからって。それで買いました。19,800円。僕としてはラッキーだったけど、国の罪は重いと思います。それまではディスコンになっていたので新品はないし、CharさんというよりはBoφwyやらパーソンズやらの影響で、ちょっと試したいくらいの自分には躊躇する値段だった。このJCをあえて購入するに至るには伏線があるんです。もうこの時期にはDC-30を持っていたし、アンプ的にはそれでいいじゃんという感じだった。とはいえ、気になることがあったんです。それはうちのサイトのBBSで出会った音楽仲間のひと言。

「120は点で鳴り、160は面で鳴る」by 浜松のひゃー。

BBSで「JCって使いにくくないですか?」って聞いてみたのに何人かの人が答えてくれたんだけど、初期のころからあれこれ教えていただいている音楽仲間、ひゃーさんがあるとき教えてくれたのが上記のフレーズ。たぶん僕がJC-160ってどういうのか知らないって言ったのに対してか、もしくはJC-120の音の硬いイメージに対しての言及に答えてくれたのが上の言葉。後世に残すべき名フレーズだと思います^^このフレーズがどうしてもJC-160を弾きたいという気持ちにさせてくれました。で。実際に弾いてみると、「!!たしかに!!!」というくらい鳴り方が違う。ひゃーさんの言葉の意味が分かりました。率直に言うと、160の方が耳に痛くないんです。そばでも離れても。120の方が下も出るし、直線的に感じる。スピーカーのサイズとかかなと思ってますけど(120は12インチ2発、160は10インチ4発)。個人的にはもっともこれがコントロールしやすいと思った。これも職場では活躍しました。置きアンプのひとつ。ただ、デカいし重い。で、ライヴの現場には行けず10年以上お蔵入りしちゃう…

僕らのJC@RIZ-LABEL studio。

さて、いよいよ本題。

今回スタジオに3台JCを並べて。新品中古の差は正直なところ若干どころか大いにあると思います。まあしかし、大筋は感じられるんじゃないかと思っての比較参照。こういう機会、基本無いでしょ。比較したのは以下の3機種。左からJC-77、JC-120、そしてJC-160です。

img_1541

まずは今でもあちこちのスタジオやライヴハウスに常設されているはずのJC-120。この基本形をふまえてから。

こないだのコーラスの時に「あれ?アンプ直でもういいじゃん」って思ったって書きましたけど、あれをふまえて今回もやったわけです。チャンネル1とチャンネル2、チャンネルリンク、この辺りまでは昔からやってるしおおかた音もイメージできたそのとおり。ディストーションスイッチを「カチ」だけという定番のあれ、ディストーションフルの音もやってみました。

ギターマガジンの記事はざっくりしか読んでいないのであんまりこだわった検証はしてません。記事にもなかったと思うけど、昔から「JCのEQのフラットの位置はどこか」っていうのはなんかあちこちで読んだ気はする。で、今回比べるにあたって多少そこは意識はしました。JC-120は新しいのでこれを基準に考えて行ったけど、このアンプは12時、つまり5でフラットかなあと。ここが気持ちよく感じるからですね。それでいくと160はフルテンで。77はハイトレブル絞りの12時ベースからという感じ。それぞれのEQが思った以上によく効いているのがわかります。

上の3つの動画ですが、単品を聴くと、もしかしたらあまり違いが判らないかもしれませんが、120聴いたあと160行って、もう1回120に戻ってみるとレンジの違いが判るんじゃないかと思います。77は明らかに違いが判ると思いますのでいろいろ順番入れ替えてみてください。ちょっとずつ聴き比べもありかも^^レコーダーの録音レベルは変えていません。動画中に入れてあるキャプションはちっちゃいスピーカーでモニターした印象なんですが、作ったあとで車でモニターしたらスタジオで実際に弾いた時の印象どおりでした。ちっちゃいスピーカーで聴くと、若干違った感じで聞こえます。でかいスピーカーやヘッドフォンで聴くとより自分が弾いた時の印象どおりです。紛らわしくてすみません。

結局ね、何が一番問題だったかといって、弾き手なんです(大汗)。前回のコーラスの時に気づいたんだけど、反射的に耳と手が同じ音色になるように調節しちゃうんです。今回の比較もそれとの闘いでした。そういう意味では昔よりは人に迷惑かけないくらいに「まし」になってるのかなあ。「はい、とりあえずボリューム下げよっか」って何度言われたことか(苦笑)。

これは自分で驚きだったんだけど、たぶん上手い人ってそれをむかーしから自分でできるんですよね。みなさんどうですか?僕はようやくそれに気づきました(遅)。今回もそうだけど「心地いいボリュームと音色」を考えるとアンプを変えると自動的に自分の手が前のアンプに寄せて行こうと勝手に手元のボリュームを調節したり右手のタッチを変えようとしてる。だからもしかすると動画見ても違いが分かりにくいかもしれません。おかしな話なんですけど可能な限りセッティングを変えないようにと思いながらやるので演奏がぎこちなくなっちゃう(笑)。これはけっこうなひとり拷問(笑)。

今回の一番の収穫。

それはボリュームをどれくらいで弾くのか。いまだかつてこれに言及された記事があったでしょうか?(笑)どうしてみんなこれに言及し(てくれ)ないんだろう??これに気づいていればもっと早くJCを使うようになってたと思います。

「JCはボリュームを上げて使ってはいけない(ような気がする:笑)」。

気付いた後でギターマガジンの記事もチェックしたんですけど、ほとんどの人が2以下ですね。僕らの感じでは「1.8」くらいでもうじゅうぶん。これまで音が硬いだのディストーションが歪まないだの言っていたすべての問題はボリュームの上げすぎ。やっと知りました。まあ出力の小さいJCはこれは当てはまらないでしょうけど、今回使ったやつについては絶対だと思いました。

もうひとつ。

「アンプ単体で音を出せるようになってからエフェクターを足していったほうがいい(ような気がする:笑)」。

これで思うのは、JCベースで音を作っていくとうまく行くけど、ほかのアンプベースのセッティングをそのまま使おうとすると「?」という感じになるということ。実際エフェクター多用している人はたくさんいるわけですが、自分はなかなかうまくいかないなあと思っていたんですね。で、これはもちろん自分がへたくそなせいでそこは仕方ないんだけど、去年のCharさんの時も思ったんですよね。基本がマッチレスのアンプに合わせたセッティング。特に違ってたのは下の感じと歪み。ドライバーでいつもよりかなり歪ませてたんだけど、これは正直??いつもと違うなあと思った。ところがその直後のツアーでアンプがマッチレスに変わったらもう全然余裕。ドライバーもほとんど踏まない。JCを使うなら、JCベースのセッティングをしたほうがうまくいくのかなとその時初めて思った。JCってエフェクターのノリがいいから布袋氏とか本田氏のようにいっぱいかける手もあるけど、それってJCベースで音作るって前提の方がいい気がする。エフェクターの相性というか、違うアンプでのニュアンスをどんっと持ち込んでポイント探すより、足しながら好みに近づけていく方が楽みたいです。西さんもAD-900とドライバーくらいですよね。それですごいいい音する。まあ昨今流行ってる?みたいにリターンに刺すだけなら関係ないでしょうけどね。

みっつめ。

「右手がコントロールできると俄然使うのが楽しいアンプになる(ような気がする:もういい?)」

CharさんがJCを使っていた時はマクソンのパワーブースター(とアナログディレイAD-230)で手元のボリュームをフルにすると歪むけどボリュームをしぼるとカッティングまでできる感じでした。

これも実際には右手の感じが大きい。ボリューム2でもかなり大きい160なので実際には手元のボリュームも7くらいにしていてもまだ大きいんです。あとは右手のタッチで音が割れたり割れなかったりするくらいの音量差が出せます。おそらくですけど夜ヒットの時の音割れは一瞬でそういうこともあったんじゃないかなあ。Charさんは本当に右手がコンプですからね。

 

で、どう使うか。

自分が使うとしたらどうだろうかと。

ギターマガジンを読んでいた時に「!!」と目が吸い寄せられたのが、Suchmosのギタリスト氏が「マッチレスのHOTBOX」を使っていたというくだり。これは試すしかないでしょう!

というわけで。引っ張り出してきました。売らずにいてよかった。15年くらい使ってないぞ(苦笑)。

img_1564

HOTBOXをつなぐとマッチレス独特の倍音感が増します。輪郭がくっきりする感じ。プレゼンス的な特定の部分の抜けというよりは、細字が太字になる感じがします。改めて使ってみてわかるんだけど、いいプリアンプです(笑)今もへたくそですけど15年前は自分がへたくそすぎたんだなとよくわかります。まったく使いこなせていなかった。

あの頃はプリアンプもボストンの人が使うやつとかあったけど主にラック式で、ボードに入れる感じのとかそんなの使ってる人がそもそもいなかった。今はプリアンプ持って歩く人増えましたよね。時代が早すぎたんだよな(笑)。でも改めて思うけど、プリアンプペダルを使うのは、もとになる音のイメージが明確にあるからですよね。要するに、僕もそうだったけど、本来はアンプ(ヘッド)そのものを持って行きたい。それをやむを得ず補ってるわけですからね。まあマッチレスとかはそのまんまだけど、もとになるのを使ったうえでそれに近づけていくというのが本来の使い方…今逆転してますよね…ああもうあの頃の機材全部売らなきゃよかったなあ。もっとできたことがいっぱいあったんじゃないか…あんまり売ってませんけどね(笑)。今HOTBOX使うとトーンの効き具合もLightningやらDC-30をイメージしながらコントロールできる。ああこりゃ使いやすいし。これだけ持ってけばマッチレスになる(最初からそう言われてたな:苦笑)。JCとの相性たしかに良し!

img_1563

 

※リターンでつっこむときはフルでした。前から突っ込んだ時はここがゲイン扱いになるので本体のディストーションスイッチはOFFで。アウトプットはクリーンのCh1はフルにできるけどCh2はめちゃくちゃ歪むのでさじ加減が必要。トーンはマッチレスと同じカット式。もの凄くよく効きます。

いろいろやってて思うのはディストーション「カチ」は下が少し太くなるのがよくもあり悪くもあり、という感じですね。それに合わせた弾き方を、という感じで慣れるのが必要な気がしました。慣れないと濁っちゃう。でも、この濁り具合は実際Charさんっぽくなる感じがします^^これ、難しいポイント。ここの低音がきれいになると似ないんです(笑)。また今回やってみて思ったけど、ストラトとムスタング、どっちのCharさんをイメージしてるかで狙う音は変わりますよね。僕は頭にストラトの音があるのかなあ。

エフェクターを足していくに当たっては、どれを使ったらCharさんっぽくなるかという観点では、これは難しいでしょう。まあHOTBOXは音色としてはまんまそこに行きます。それに何を足していくかはさじ加減が難しい。Charさんがマッチレス使うときの一番のポイントは下の鳴り方だと思います。普通の人だったらコントロールできないくらい太い下を右手のタッチとボリュームで絶妙にコントロールしてると思います。JCフラットとHOTBOXではそこまで下が強くなりません。だからこそ使いやすいんだけど。ディストーション「カチ」か、あるいは「EP」とかをつなぐだけにするか(つまみ上げると音が変わっちゃう)、真空管系プリアンプ(下が膨らむ)。コーラスはJC使うならいっそCE-1以外を使った方がいいんじゃないですかね。音が濁っちゃう気がします。フェイザーはなんでもOK。で、ブースト系ドライバー。とワウ。ライヴの音というよりはレコードの音を意識した方が似るんじゃないかなという気がします。レコードは比較的直でしょ。最近思うけど、あのエフェクターの組み合わせは難しいと思います(苦笑)。違うのを使った方がそれっぽくなるんじゃないのかと^^;それぞれの機材のアクを右手左手でたぶん中和してます。だからそれこそ「俺と同じ機材を使っても同じ音にならないよ」ですね…それよりか違う機材を使って心地いい音に持って行くと意外に「チャーに似てるねえ」なんて言われたりして^^耳がその音を覚えてるかどうかの方がいいような気がします。いや、あきらめてはないですよ(笑)。今回120はCh1の方がCharさんっぽいなって思いました。これは収穫。120使う気にならなかったんです。怖くて。160のときはCh1とCh2をリンクして使ってました。太さがキモだと思ってるんです。それらしくなるかどうかは。

Charさんがこのアンプに求めていた役割は、コーラススイッチによる広がりでしょう。あとは…使い勝手?わかりませんけど^^;でも意外に使える器用さはたぶんこれでいいじゃんって思ってたのではないかと^^

今回比較してみて、改めて実際には何でもできるというアンプなんだなあと認識。想像以上に威力があると同時に、上手い下手がはっきり出るなあと思いました。ギタマガでもTAKUYA氏だっけ、「いい音しないのは下手だからでしょ」…おっしゃる通りです。I氏は77がかなりお気に入りの様子^^。77はいろいろやってみて可能性を感じると同時に思っていた以上に暴れん坊だったんだと知りました。総合的には…僕はやっぱJC-160がいいなあ。この鳴り方は何にも替え難い。まあしかし、今回JCを見直せたというか魅力を認識できたと思います。HOTBOXも含めて、もっと詰めていくと面白くなりそうです。なお、あくまで個人の印象で書いてますのであしからず。聞こえ方には個人差があります^^

Special Thanks to RIZ-LABEL studio 賀来(Facebook)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>