#12 CMD-Iを弾く。

Introduction

今回は久々のCharモデルシリーズ。ESP CMD-Iを。別にCharさんが今弾いているというわけでもなんでもないんだけど…このサイトはCharさんの歴史を紐解くのも一つの目的なので^^「たまたま弾いたんだろ!」というあなたの突っ込みが大正解です(笑)

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ギターを買う、というのはそれがアコギであれエレキであれ、たぶん買う年齢によってフォーカスする点が違うと思うんですね。もちろん第1印象のインパクトで「これだ!」と思ってお店に行くことには変わりないけれど、若い頃は在庫に阻まれたり、予算に阻まれたりして思うようなものが手に入らない。それでも「ギターであること」という、いわゆる機能性?を重視しつつ「人と同じのは使わない」的なプライドも発揮したりなんかして。昨今難しいのは「在庫の壁」が崩れたことですね。ネットは国境をも越えちゃうから。本当はドンズバが欲しいけど予算が足りないし在庫もないし…的な諦めがしにくい。そのものが見えちゃうと欲しくなってしまって、なんならワンクリックで済んじゃう。そういう意味では若い人たちは幸せだけど不幸なのかもしれません。

一方で。大人になって自分で自由になるお金を手に入れちゃうと、長年の、とか積年の、とかいう枕がついちゃう呪い想いで買っちゃうから妥協しない。周りに理解されないことを開き直れちゃうと無敵になりますね(笑)。

学生時代に生まれて初めてエレキギターを買ったんだけど、その時のテーマは「フロイドローズ(タイプのアームユニット)がついていること」だけでした。だからブランドも別に気にしないし、とりあえずお店に行ってそこだけで買った。お茶の水のイシバシだったか下倉だったか。予算は5万円。クレイマーの廉価モデルを買って。48,000円だったと思う。結局ちゃんと使えずに手放しちゃいましたけどね。スケールが長い短いってあることを知らなかった。後ろのばねでテンションをいじれるって知らなかった。今持ってればもうちょっと上手に使えただろうなあ。その頃クリーントーンってなに?みたいな感じだったし。まあやりたかったのはアルフィー的な感じでしたからね。歪ませることしか考えてなかった。へたくそだし。バンドやら近所の人には迷惑だったと思います…

 

Charのギター。

何度も書いてるけど89年1月23日のインクスティックはもうとにかく目からうろこが落ちまくる夜で。今まで聴いた何よりも「Charの音」がカッコよく思えた。当時はCharさんとか言ってない(笑)「歪んでいない(感じな)のにギターの音が太い」、「見たことないガンメタ(に見えた)のギター」、「3人なのに音が分厚い」、「インストが思ったより多い」…ひとことしかしゃべらずに続いていくライヴにも驚いて。完全に魅了されたというか。それまで「Charといえばムスタング」的な、ファンにとっては当たり前のことも知らなかった。当時はBest of Charを持っていたけれど、そのジャケットやらインナーの写真見ても「ムスタング欲しいなあ」とか全然思わなかった。同級生でムスタング持ってる人はいたんですよね。Charコピーやってる人もいたけど別に何とも思ってなかった。その頃はギターじゃなくて曲が好きだったんでしょうね。たぶん。ただ、実際に見た夜からは完全にギターと本人と曲が一体化(笑)。要するに「Charやるならあのギターがないと!」的な感覚に襲われて。

 

初めてのCharモデル。

それでもその後2年近く手を出していない。そもそもCharさんのコピーなんてできる力がなかった。さらに、当時(の僕)は10万以上するギターなんて恐ろしくて買えなかった。プロが買うものだと思ってました(笑うところ)。当時は江戸屋がデリバリーするたびに江戸屋倶楽部というフリーペーパーを送ってくれていて、その中に件の月星モデルがリリースされるよ的なインフォメーションもあったりして。いいなあとは思っても手が出ない。Charモデルは当時定価18万円だったんです。大分に帰ってからはあまりにも情報がないのでギター雑誌を買いまくりでしたが、そうこうしているうちにPlayerやらギターマガジンの広告に目が留まるようになるわけですね。中古楽器の。ここが危ない(笑)。新品に目が行ってるうちは正常なんです(爆笑)。中古に先に目が行くようになると病気。出ましたね。大阪で。9万8000円だったと思う。10万以下!往復の旅費を使っても許せる!フェリーに乗って。行きました。ありました。大分から来たからちょっと負けて!って言ったら「これ委託なんでムリ。」って言われて。その値段で買いました。委託で出してる人は月星を買うからって言ってたって。買ったのかなあ?^^

舞い上がってるから全然気づかないというか気づいていても気にしないというか。今まで聴いたいわゆるエレキの音と違うわけですよ。ストラトでもレスポールでもない。パドゥクネックなんて持ってるやつがそもそもいないから、なぜこの音色なのかとか検証しようもない。L-250だし。ダイナミックトレモロはふにゃふにゃだし。Charモデルだからに違いない!で、数年苦労しましたね(苦笑)。とにかく調整が難しかった。いろいろ試行錯誤して。やっとメインギター的な感じで使えるようになった。

ところがここで問題が。当時漸く少しエレキが弾ける気がするようになって。そうするといろんな曲をやりたくなるじゃないですか。CharIIって本当にクセが強くて浮き上がっちゃうんですね。良くも悪くもくっきりしてる。へたくそだから余計にそれが見えるわけ。これメインで使ってるときに「ああはまったなあ」って思ったのは、演歌やるジャズコンボバンドにいた時(いろいろやってるでしょ:笑)に「ブラックマジックウーマン」やった時とインストでメロディー(主旋律)を弾いた時だけ(笑)。あれだけはみんながほめてくれたけど、あとは「…」って感じ。へたくそだと歪みとクリーンの使い分けも上手にできないし、苦労してましたね。

 

病気。

そうこうしてるうちに登場したサイケデリックス。また見たことない変なギター持ってるし。FunicharはFunichar IIから見たのでそっちの方が欲しかったけど市販されず。D-tunerがないとMove Onがコピーできないじゃないか!!って思って。ESPに電話。当時は怖いもの知らずでした。このあたりからから20年間くらい(笑)。内容は「D-Tuner仕様のネックを作るとどれくらいになるのか?」という話。そういう人はけっこういたんじゃないかと推測します。今ならそうだろうなって思いますけど、当時は想定外の価格だったので断念。ネックだけでギター買える(笑)。当時はなんといっても10万がハードルでしたから^^

あきらめかけていたところに、サイケデリックスのセカンドが出て。満を持して登場したのがCMDシリーズ。登場したのはそれよりもっと前ですけど、地方では弾いてないんじゃないかな?…なんだあのストラトっぽいうえにハムが載ったギターは!?理想形じゃないか!!…病気なのは自分で音も出してないのに理想形だと思い込んでるところですね(苦笑)。当時はCharさんがバーガンディのストラトをメインにしていて、「ストラトの音」、「D-tuner」、「ムスタングのスケール」を満たすギターがあればなあ、ギター一本で全部やれるのになあ…とにかく一本で全部まかなえるっていうのが欲しかったんです。CMD-Iを見た時には本当に「これだ!!」って思った。

当時持っていたエレキは件のクレイマー、ジャパフェンのストラト、Playerの広告でみつけたギターロケーターというお店で探してもらった65年のスモールヘッドのムスタング、そしてCharIIでした。CharIIは小倉のクルースラットさんであちこちいじってもらって、それこそCustomshop Free Spiritsで採用されている「アームに溝切って可動範囲を作る」アイディアをやってもらっていました。20年早かったんだよな(笑)。まあCharさんが採用しなければ世に出ないという典型ですね。

そんな苦労?して少しずつ使えるようになっていたCharIIでしたが、「向上心」の名のもとに(笑)手放すことにためらいなかったですね。今思えばこれが一番手放して後悔してるかも(笑)。ESPに行って下取りしてもらって4万円くらいにしかならなかった。残念。でも止まらなかったですねえ。それくらいCMD-Iに燃えていた。というより勝手に理想形だと思い込んでいた。当時はもちろんFunicharD-616も店頭に並んでいて。運よくこの2本を弾き比べることができて。D-616はCMD-IIと同じくマホガニーボディ。マホガニー&P-90の音が気に入らなかったんですよね。音が悪かったわけではないですよ。どちらかというと当時僕が求めていた「なんにでも使える音」というよりは本来のシグニチャーたる所以である「ワン&オンリーの音」だと思った。そのイメージで行くとCMD-Iの方がアームのニュアンスといい音色といい、好みだと感じたんですね。スペック的には「フリッカーI」というのにも強く惹かれた。ラウドネス世代ですからね。メタルも行けるんじゃないか(笑)と。買ってから気づくんですけど、エボニー指板というのもアコギ弾きにはいい感じだった。当時はまだSFがエボニー指板だったことも知りませんでしたけど。本当に偶然。

 

理想形。


サイケデリックスのMARCH 20th 1994というタイトルのビデオだったり、チッタがどこかのライヴ映像だったりを見る機会があって、いやもうこれしかない的な感じは強くあったんだけど、実際に買ってきてみると若干の課題が。またもや埋もれない。中域が強いんです。1994でMove Onをやってるときの音色がそうだけど、中域が強いのは周りに埋もれることはないからギターとしては間違いないんですけど、この埋もれないというのは埋もれさせたいときに困るんですよね。それが狙いだったのかどうかは知りませんけど、たとえば80年代までのOvation。当時使っていた方はわかると思いますが独特の音色でしたよね。埋もれないと混ざらないは表裏一体でこの辺りをちょうどよく解決できるのが腕だったり。楽器がどの程度それを負うのかは当時も今も僕にはよくわかってない気がします。しばらくこれを使ってはいたものの、この中域の強さがどうもうまくコントロールできず、しばらく使うのをやめてしまいました。理由はGRUに移行したから(笑)この辺りから10万以上の楽器を買うことに徐々にためらいを見失っていくんですね。腕もないのにモノを買うという最悪の展開がその後10年続きます(笑)。コレクターじゃないんですよね。弾きたいんだけど下手。まあ後追いだったってのもあってよく言えば知識欲旺盛だった。どんな音がするんだろうとか何が決め手になるんだろうとか、そういう意味ではこの10年が最も勉強したと思います。まあ本当に今思い返しても日本中を歩き回ったし、楽器屋さんに電話かけまくった(当時はネットも未発達だった)し、ムスタングもいっぱい買いました。だんだん拙いながらも少なくとも「こういうところを狙ってるんじゃないか」あたりまでは聞こえるようになる。できないんですけどね。で、どうやったらできるのかなあと始めたのがこのサイトなんです。

CMD-I Version I

当初はそんな名前ではないですけれど。現在は改造?されてしまっているので便宜的にこちらをVersion Iと呼びましょう。市販されたVersion Iモデル。

1996年に発売されたリットーミュージックのCharムック裏表紙に掲載された広告。96年なのでメインはすでにCMD-III。

1996年に発売されたリットーミュージックのCharムック裏表紙に掲載された広告。96年なのでメインはすでにCMD-III。

発売当時のスペックは

ボディ:ライトアッシュ1P
ネック:メイプル
指板:エボニー
スケール:ミディアム
ユニット:フリッカーI
ピックアップ:JUNCTION SSをフロントに1、リアに並列で2
カラー:シースルーブルーメタリック(バースト)

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従来のCharモデルとボディの形状は同じなわけですが、もっとも大きな変更はFunichar以来ミディアムスケールになっていることですね。月星までは「ストラトと同じスケール」というところで「ストラング」を狙っていたことがうかがえます。冗談みたいな言い方だけど、Charさんのこの表現は的を射たものだと思います。そういう意味で、このCMD-Iはムスラト。「ムスタングと同じスケールでストラトの音を出せる」ものを狙ったのではと思える。ピックアップレイアウトは当初の売りだったと思われます。バーガンディを意識してのストラトタイプのCharモデルだったと思うし、そのパワーアップバージョン的な意味合いはあったのではないでしょうか。ここがミソなんですけどボリュームが二つ付いているんです。リアについているハムは真ん中のボリュームを下げるとシングル二つの感じになるんです。パワーも確保したうえでのストラトとしても使える。これが無駄だと思われたんでしょうね(苦笑)で、Version IIでは消えたと。

当然のことながら一番のウリはD-tunerだったと思われますが、延長した指板のせいで、結果リバースヘッドになるレイアウトはジミヘン風な狙いとしても偶然?意図的?に功を奏している気がします。

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このペグもですね、ロック式なんですよ。チューニングの安定というテーマで試行錯誤してきたCharモデルだけど、ロックナットはNGだとご自身で語っています。80年代、Charさんが使わなかった数年間だけロックナット仕様のCharモデルが販売されていますけどね(謎笑)。本モデルは初期PRSと同じ感じ?弦を通してペグを回すとロックするタイプです。だから弦をいっぱい巻く必要がない。さらに、テンションのかかりを考えて、5,4,3弦はスペーサーをはさんでペグが取り付けられています。こうすることでポストの高さが低くなる。

気に入っているのは音。先に中域が強くて、と書きましたが、後日談があるんです。2004年にJapan Vintageの記事を書いた頃、Charモデルを久々にひとつずつ調整して弾くっていうのをやったんです。写真撮ってくれるってのもあったし。CMDは他に持ってる人がいたので自分のは出さなかったんですが、少しずつ自分でフローティングをいじれるようになっていたので―2000年以降ですから、Charさんはフローティングがデフォルトなんですね―これをやってみようと。そうしたらですね、がらりと音色が変わった。アッシュとユニットの関係という意味ではGRUの20周年の白いストラトも同じですけど、ユニットベタづけだと中域に音が集まってコンコン言う感じなんです。アルダーやらバスウッドベタ付けの時よりも中域が強く感じる。そういう意味ではFunicharたちマホガニー系との違和感は少ないかもしれない。鳴り方としてはマホガニー系はもともと全体が中域に集まっているイメージでユニットに関係ないとこが違うと思います。これが。フローティングにすると一気にレンジが広がる感じ。コンコン言うのが消えて全体が共鳴する感じ。20周年のGRUとロゴスでやっているときのGRUの映像がYoutubeで見れますが、比べると音色が違うのがわかると思います。狙い通りなのかそこはわからないですけど、こんなにも違うのかと思うくらい鳴るレンジは変わります。お得な感じというか高いだけあるというか(笑)セッティングによって全く違うギター買った感じ。大げさに聞こえるかもしれませんがそれくらいのショックでした。エボニー指板は音がくっきりだし、硬いせいか割とフラットだしで好みは分かれるところかもしれませんが僕は好きです。

そのJV誌にも書いたんだけど、ジェフベックモデルとの共通点が多いと思えるんです。意識してるんじゃないのかなあ?使ってるパーツは違いますけどね。トレモロブロックの感じもね、ジェフモデルは角度がついてザグらなくてもアップできるようにしてあるでしょ。ヒールレスにもしてあるし。ロックペグだし。

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CMD-I Version II

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CMD-Iを買ったっていう人は、仲間内では当時あまりいませんでした。ひとつは92年の冬くらいから使い始めたこのギターだけど、当初はFunicharをESPが推していて、リリースがリアルタイムではなかったこと、高い(当時定価28万円)ということ、Charさんがすぐに使わなくなっちゃった(CMD-IIIが出たりGRUだったり)こと、モノが少なかった(店頭であまり見かけられなかった)こと、ブルーメタリックはサンバーストなんだけど、この周囲に吹いてある緑?が強い個体がしばらく続いて「色が違う」と思った人がいたことなんかが当時掲示板では話題になっていました。「Charといえばストラト」というのが定着しつつあったことも大きいと思います。そんなこんなであっという間に、という感じで消えてしまったこのモデルでしたが、10年後、2004年の正月にPlayer誌がCharさんのギターコレクションを紹介した際に、「改造されている状態」で誌面に登場し、それからさらに10年後の2013年の野音(414として発表されたライヴ)でこの個体が登場します。上記の写真は野音の数日前にオフィシャルでアップされたもの。発売当時の売りだったはずのJUNCTION-SSを並列にしてハムとしてもシングルとしても使えるセッティング(ノブはボリュームボリュームマスタートーン)にしていたのをシングル二つ(当時ESPが推していたスナッパーに準じてCL-P-S-1だと思われます)にして、コントロールもボリュームとトーンに、フリッカーIはフリッカーIIIに代わっていました。トグルスイッチもちっちゃいものに。Charさん的には10年に一回出してくるギターなんでしょうか?(笑)

改造された写真を見て一瞬おおっ!!と思ったものの、その後僕は改造してません。ハムがいいからこれ買ったんで改造したくないんです。だんだんね、自分でコントロールできるようになってきたんで我が出るっていうんですかね(笑)ひとのシグニチャー使っといて我も何もないもんですが(汗)。もしこれをお読みになっている方で「改造したよ!」って方いらっしゃいましたら写真とかインプレッションとかお願いします!!

 

自分で使う。

そんなCMDですが、今回再調整して使っています。当たり前ですけどギターとしての性能は極めて優秀です。まあ30万近くしてポテンシャルが低いわけない。それはともかく、これはこれでCharモデルとしてのひとつの答えだったのではないかと思っています。ムスラトとして。ちゃんと調整するといい音しますよ。これで分かったことをいくつか記してみます。もちろん個体差あるでしょうし、好みもあるでしょうから個人の調整例と思って読んでください。

①フリッカーユニットの調整
フリッカーそのものはシンクロナイズドトレモロよりもはるかに楽だと思います。シンクロのねじの具合の微妙さに比べればフリッカーは蝶番式だから一回留めちゃえばそこにストレスはないし、弦高合わせてオクターブ合わせてでOK。ただ、この弦高をどこまで詰めるかが大きいところだろうと思います。

上で書いたようにフローティングにするとこのギターの真の実力が出ると思います。買ってきてベタ付けのまま使ってる方(いないか)、ぜひフローティングにしてみてください。全く印象変わると思います。80年代のESPギター使ってた人たちはばね2本の「ハの字掛け」で「フローティングはやや高め」っていうのをよくレポートで見てた気がするんですよね。まあやや高めって何ミリかとかわからないんですけどね(笑)。今回はRaw Vintageのばねを買ってきて3本掛けに。ESPだからESPにするべきだったか?ただね、ESPは2種類出てるんですよ。で、どっちがいいか迷ったので過去使ったことのある方に^^;

Raw Vintageは5本掛けがデフォルトっていうけどまあそこは個人のお好みで^^。3本で行くと、ねじをメいっぱい締めこんだところで僕の個体は2ミリくらいのフローティング具合かな。で、3ミリくらいにしようと思ってちょい緩めたところで。「?」ばねを替えた直後はフローティングがもっとぐっと高くなってましたから徐々に締めこんで行ったんだけど締めすぎると鳴らなくなります。ばねの音というよりもボディの鳴りが減る気がする。で、あれこれ上げたり下げたりして見ると、結局4~5ミリのところになったときが僕の個体では一番ボディが鳴ります。そうすると、気になるほどというわけではないけど、若干ユニットが高く感じるので、ネックの差し込み角を変えようと思いやり直すことに。

②ネックの角度調整
本来はこっちからやる方がいいと思いますけど、まあ本来は必要ないですよね。高級ギター(だと思う)なのでネックポケットはとても丁寧に処理されています。昔のフェンダーみたいにシム入れてアバウトに調整なんて全然してない。ぴったり。なのに。ここにシム入れちゃう。Nashギターみたいにピックを入れて。ピックはいいアイディアだなと思うんですよ。厚さがバリエーションあるから。ほんの少しの調整には手軽で。もともとCMD-Iは指板がフラットで弦高低く設定できるんです。びびる寸前っていうけどびびってます。びびるかどうかは右手のタッチ勝負^^。

ここまでやって弾いてみると、けっこうボリューム下げるとクリーンでは「じゃらりん」という感じもありつつフルにするとパワーある感じが出せます。埋もれる感じにはならずに、混ざります。いいじゃん。そうなんです。いいんです^^。

そもそも今回は腱鞘炎っぽくなったのがこのギター使うきっかけで。ストラトにようやく慣れてきたんですけど(20年もかかって:汗)、薬指、小指のストレッチがとても痛くてやむを得ずミディアムスケールに。PRS(フェンダーとギブソンの中間のスケール)でもきつくて。ムスタングも何本か試してみたんだけど、やっぱり鍵盤がいないと上手く混ざらない。トリオだと難しい。Charさんの曲やる時は(聴き慣れてるから)良くても、ほかの曲やるとちょっと物足りなくなっちゃいます。

昔は本当にへたくそだったので(今もあんまり変わらないけど)その良さがあんまりわからなかったけど、今弾いてみるとタッチによる反応の良さとか広がり方とか実によく考えられているギターだなと思います。もっと売れればよかったのに。Charさんは「弾きやすすぎる」という感想でCMD-IIIに移行したようですが、確かにそういう感想にはなるでしょうね。弾きこなすというにはあまりにも優しく応えてくれるギターだとようやくわかりました。僕も20年ぶりにライヴに持ち出してみて照明映えするし、みんなきれいですねって言ってくれるし、音いいねって言ってくれるし、弾きやすいしでしばらくはこれに心がとどまりそう(笑)釣った魚に餌をやらないのはよくないですね(何の話だか)。

コメント

  1. じょん より:

    僕も発売されてすぐに買った口です(笑)色がなんたってかっこいいと思いましたよ。当時Move OnやるのにD-tunerは必須でしたけどfinicharはあんまり好きになれなかったし。フラットな指板なのですごく弾きやすくて、当時はそんなことも知らないからなんかこれだとコピーがサクサク進むなって思ってました。
    最近ストラトに慣れちゃったせいかあらためて弾いてみると、ボリュームノブの位置が遠いのでボリュームのコントロールがしにくくないですか?発売当時は音量はエフェクターで管理していなかったのであまり感じなかったんですよね。
    バージョン2?はその点も改善されててボリュームの位置が近づいてて弾きやすかったですよ。414で一回弾いただけなのでもちろん購入はしませんでしたけど(笑)
    まだフローティングさせたことないので今度試してみますw

    • charley より:

      じょんさん
      あのミディアムスケール&フラット指板は意外にというか狙い通りなのかわからんけど、あのギターの性能を上げてますよねえ。フローティング、ぜひ試してみてください。あのじゃりじゃりした感じはそれこそエボニーとピックアップのせいなんだと思うけど芯がはっきりしていて面白いです。

      余談ですけど、フェイザー分かりました。セッティング変わってますね^^

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